歴史ある中小企業様で、未だにホームページを持たれていない企業の数はだいぶ減ったという印象があります。中小企業白書2022によればホームページ開設率は91.8%に上ります。ただしアンケート対象企業の従業員は100名以上とのことなので、ある程度の体力があれば外注できたり、社内でデジタルに強い従業員がいれば自作させたりして対応できているのだと推測します。
一方、昔ながらの小規模事業者様の場合はホームページを持たれていない経営者さんもまだまだ多い印象で、「あってもよさそうだけど面倒くさい」と思われていたり、これから起業を考えている方も「ホームページ作成を頼んだら幾らになるのだろう?」と色々疑問があるかと思います。
そこで、ホームページ作成の未経験であった私が、いきなりWeb・デザイン制作会社に頼むのではなく、まずは自分でチャレンジしてみよう!(無理そうであれば外注しよう…)とトライした結果が当ホームページです。
正直、デザイン面で素人感はありますが、それでも閲覧頂いている方々へのメッセージの伝達手段としては十分だと考えております。
どんなにホームページのデザインやレイアウトに拘ったとしても、肝心の内容が乏しかったり、広告をやたらめったら貼り付けて記事が読みにくくなっているサイトは沢山あります。業種にもよるとは思いますが、私の場合、ホームページはあくまで存在(とお問合せ)を知らせる手段であれば良い、と考えていますのでコスパ的にも自作は十分アリだと考えております。
ホームページ制作期間は片手間作業で約2週間でした。分からないことや疑問点はすべてググったり、Youtubeを見たりして自己解決しました。今の世の中は、HTML/CSSと呼ばれるホームページ作成のためのプログラム言語を覚えなくても、WordPress(WP)と呼ばれる簡易ホームページ制作ツール(CMS)があり、直観的にホームページが制作できます。私もWPでcocoon(コクーン)と呼ばれる基本デザイン(スキン)から作りました。
(注:2024年12月現在、生成AIもかなり進化してきており、宣伝レベルのHPであれば簡単なプロンプト指示だけでものの数分で作成できそうです。目的次第で生成AIからの作成アプローチも可能な時代に突入した感じですね。)
かかった費用ですが、WPの参考図書1冊+さくらインターネットのサーバー代+ドメイン取得費(someyaoffice.com)で約3万円でしたので、十分元は取れそうです。
一方で外注化の場合も、最近はクラウドソーシング系マッチングサイトから安価で手軽に頼めるケースも増えておりますので、手間を考えますと一概に自作の方が良いとも言えません。またデジタルマーケティング上、ホームページでの訴求が重要な場合は専門性のある企業に依頼する必要があるかもしれません。戦略に沿って考えて頂ければと思います。
以上、HPの自作にチャレンジされる方の参考になればと思います。